静寂に触れると。
もしも瞑想で、静寂に触れて行くことができれば(第一段階のブラックアウトでも構わない)
現実の私生活に、ある変化が訪れる。
朝3時に寝る生活が何か月も続いていた。
兄のアパレルブランドに勤務していた。
デザイン・サンプル・量産を少ない人数で行っていたため、
常に終わるのが朝の3~5時頃。出勤時間は朝11時頃。
場合によっては、多忙がゆえ、寝る事が罪になる日もあった(笑)
一般的な仕事とは言えない。
もちろん早くに出勤し、その日の課題が終われば早い段階で帰ることもできるのだが、中々そうも行かなかった。
瞑想を始めたのはそんな、めちゃくちゃな時間帯の生活を送っていた頃だったんです。
実際、瞑想の価値や意味をそこまで学んでいなかったので、とりあえずカタチから入った。
一日二回5~10分程度の瞑想を休憩時間などを利用して実践した。
瞑想2週間。続けたある日。
自分の出勤時間が朝10時になっていた。
終わる時間は23時頃になり自分のデスク周りを掃除する余裕なんかもできた。
理由は簡単で、
瞑想を実践したことで集中力が高まり、その日の自分の課題を効率的にクリア出来てきたからだ。
だけど、その時の自分はそんなふうには思ってもいなかった。
そんな小さなゆとりが少しずつ増えていくと、おかしなもので、
最後には社内全体を掃除していた(笑)
「。。こんな掃除して、なんか意味あんだっけ?(笑)」
なんか変だ。
周りの仲間も異変に気づいた。
気づいたが、仲間も、なにが変なのかわからない。
ただただ効率が上がっている。
それだけしかわからないのだ。
出勤時間が朝7時
17時にはタイムカードを切っていた。
普通の会社勤めをしている方と同じ状態になれた。
読んでいる方も変に感じるかもしれません、しかし普通の会社。
朝8時に始まり18時に終わるそのメカニズムを作ることは、ある所から見ると中々大変な事なのです。
このまま効率や判断力が向上し続けると人ってどうなると思います?
これは瞑想の効能だ。
みるみるうちに頭が良くなる感覚。
さすがに瞑想の効果だと気づきます。
その頃からでしょうか。
自分と他人との間になんとなく差を感じるようになりました。
ようは、「面倒だ」と思う人と居ると、無性にストレスを感じ、その場にいる事が出来なくなってくる感覚です。
相手は特になにをした訳ではないのだけれど、一つ一つの動作に雑味を感じるようになってしまったのです。
何か月か前までは一緒にいて楽しくしていた人がどうしてこんなに変わってしまったんだと、頭をかしげた。
しかしよくよく考えるとその人は前も今も何も変わっては、居なかった。
変化に気づいた。
「あー、自分って、ここまで変われるだ~ねぇ。。」
僕はその会社を辞めた。
瞑想は静寂に触れる事。
瞑想は生活に影響を与える。
私生活に変化が起こった事に気づくことができると、きっと瞑想はもっと楽しくなります。
使命感を感じる瞑想。
訳も分からずに瞑想。
最初の動機は、なんだって構わない。
瞑想の実践は、知識から湧き上がるものではない、
もともと自分に備わる「知恵」が活性化するのです。
会社を辞めたのも、その知恵が働いたから。
今の瞑想にもっと楽しい感情、ユーモアを見出す為に、
瞑想をして、私はどう変わったかを思い出してみるのも面白いかもしれません。
啓発俱楽部会員:瞑想体験者実録
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