身体の体質は、人それぞれ異なりますが一貫していえるのは、
消化力を下げてはいけないという事。
アーユル・ヴェーダでは未消化物の事を「アーマ」といい、消化力が低下すると、食べ物は未消化物(アーマ)に変わり、関節痛や内臓疾患など、自身の一番弱いところに蓄積し症状がでてきます。
このアーマが多くの病気の原因といえるでしょう。
アーマは「嫌な記憶」や「悲しい想い出」「理解不能な知識」などを、
手放さずに執着していても蓄積します。このことを「メンタル・アーマ」と言い
この現象を見落としてはいけません。
食事に気を付けていても、改善されない理由は主に「メンタル・アーマ」が原因かもしれません。
世の中にある情報が自分にそのまま当てはまるとは限りません。
お酒を飲みたいのに飲まない事や何かを食べたいのに食べないなど、
色々無理のある取り組みは不満と苛立ちを蓄積させやがてアーマを増加させる原因になります。
あくまで自分の身体と相談し調整と浄化が必要であれば、
出来る事を徹底して取り組む事が近道です。
例えば、古い擦り切れた肌着で寝ると良質な睡眠は望めません。寝ているので関係ないという意見もありますが、起きているときに快適であることが重要です。なぜなら寝ている間中、ずっと続くからです。分かっていないのは自分だけで、身体は気持ち悪いと思っているかもしれません。
小さな快適の繰り返しは大きな快適性と進化を呼びます。
贅沢を排し節約に励む事は悪いことではありませんが、
自分の発展を封じる事になっていては
何のために生きているか分からなくなってしまうので注意が必要です。
瞑想は「心の消化力」を上げてくれます。貪るように努力する事や昔の記憶や印象を綺麗に整頓することで、身体は自然とアーマを消化してあげれるようになっていきます。